漫画好きは必見!「これ描いて死ね」

こんにちは、文苑堂書店のテラシーです!
今回はマンガ大賞2023の大賞受賞作品
「これ描いて死ね」をご紹介します。

目次

  1. マンガ大賞って何?
  2. マンガ大賞2023は「これ描いて死ね」が大賞を受賞
  3. これ描いて死ねを紹介
  4. まとめ

1.マンガ大賞って何?

マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』-マンガ大賞

選考される前年の1月1日~12月31日まで出版されて、最大巻数が8巻までに限定された漫画作品を対象に選出された作品の中から選ばれるようです。

驚いたのが営利目的ではないので、マンガ大賞の運営管理は全てボランティア。
「ノーギャラ」で参加しているという点でした。

運営委員の方たちは書店員を中心とした普段から漫画に関わっており、マンガ大賞の趣旨に賛同したボランティアのメンバーなんだとか。
ちなみに一般応募はないそうです(ちょっと残念)。

毎年ノミネート公開が1月で、大賞発表は3月に行われます。
2023年の授賞式の様子は動画でも公開されていました!
興味のある方はこちらからご覧ください。


2.マンガ大賞2023は「これ描いて死ね」が大賞を受賞

映えあるマンガ大賞2023の大賞は!
作者「とよ田みのる」さんの『これ描いて死ね』です。
2位の『あかね噺』とは僅か2pt差の102ptで受賞されました。


ちなみに選考方法は「投票」で決まります。
選考方法はこちら
・1 次選考で各選考員が「マンガ大賞」に推薦したい作品を最大5作品を選出。
・2 次選考で1 次選考で投票数が多かった「11作品」をノミネート作品とし、
選考員は全ノミネート作品を読んだ上で、上位「3作品」に投票。

上位3作品のポイントは、1位/3pt・2位/2pt・3位/1ptとなってます。
集計の上、ポイント数の一番高い作品が『マンガ大賞』決定という流れです。

2位と僅か2ptというのは凄いですね!

それにしても選考委員の人数が1次と2次選考共に102名との事なんですが、
1次選考の投票対象作品数が「242作品」あったとの事で、
全員がそれだけの作品を読んでいるとの事ですので、すごい熱意を感じました。
漫画が好きじゃないと出来ないですよね!

3.これ描いて死ねをご紹介

あらすじ
安海 相(ヤスミ アイ)は、東京都の島しょ・伊豆王島に住む高校1年生。
漫画を読むのが大好きな彼女は、とある出来事がきっかけで漫画を“つくる”ことを意識し始める……
少女を待ち受ける世界は、果たして!?
漫画大好き漫画家・とよ田みのるによる漫画家漫画!!
作品を生み出す苦しみも歓びも、余さず描く漫画浪漫成長譚!!!

ゲッサン作品紹介より

主人公の安海 相は本当に漫画が好きな女子高生。
どれくらい好きかというと島にある貸本屋が登場するのですが、店内の漫画をすべて読破しています。
その貸本屋で出会った推しの漫画本を描いた作者が新刊を出すとSNSで発見します。
そして新刊を手に入れるため島を飛び出し、新刊の販売をしている同人誌即売会で作者と出会います。
そしてその作者とは―――。
とつらつらと書きましたが読んで貰った方が早いと思うので……。

3話までサンデーうぇぶりで現在公開されてますので、興味のある方は是非見てください!

漫画を通して描かれる青春ドラマ劇。
マンガの「ウソとホントウのお話」
そして作品から感じる作者の漫画愛に目が離せなると思います!

4.まとめ

今回はマンガ大賞2023大賞受賞作品「これ描いて死ね」をご紹介しました。

表紙に感じる黄金律……と可愛い女の子も良いですよね。
読んでいて、何となくなんですが文苑堂書店と縁のある藤子不二雄先生の「まんが道」に通じるものも感じました。

「マンガの話をしながら酒が飲みたい」を合言葉にするくらい熱い方たちが選んだ漫画と聞くとノミネートされた全作品も読んでみたくなりました。
これからも漫画を楽しんでいきたいですね。

文苑堂書店では、これからも皆さんに楽しい読書体験を提供していきます。
お楽しみに!

記者:テラシー
趣味は本とのふれあい、映画鑑賞のインドア派。
書店の一員としての読者目線を忘れずに、面白い本や読書にまつわる情報をお届けしています。
富山の皆さんに、新しい読書の楽しみ方やおすすめアイテムを共有していきたいと思っています。