先日、中高生世代の間で「短歌」がブームになっているという記事を見かけました。
短い文章で構成されSNSでの投稿がしやすいことや、自己表現方法の一つとして、日本の文化でもある短歌が親しまれているということです。

あなたのための短歌集
著者:木下龍也

出版社名:ナナロク社
発売年月:2021年11月
税込価格:1,870円
ISBN:9784867320068


奥深い短歌の世界
歌人・木下龍也さんが、短歌の個人販売プロジェクトのために受けた「お題」をもとに作歌した700首の中から、最高の100首を収録した本です。
美しい自然や厳しい現実など、様々なテーマがあるなか、木下龍也さんの独自の詩的感性を反映した、繊細で力強い言葉遣いが散りばめられています。
その言葉の響きに酔いしれながら、短歌の奥深さを味わうことができます。歌集を愛する人たちはもちろん、短歌に興味がある人たちにも読んでほしい本です。

老人ホームで死ぬほどモテたい
新鋭短歌 59
著者:上坂あゆ美

出版社名:書肆侃侃房
発売年月:2022年2月
税込価格:1,870円
ISBN:9784863855069


パンチ力抜群の作品集
パンチ力抜群の短歌たちは、絶望を噛み締めた後の諦めと寛大さが共存しています。
上坂さんは、10代から抱えていた学校や故郷、家族への反発を短歌に込めました。
彼女は「怒り」を短歌の原動力と語り、若い人たちの心を捉える現代的な表現を駆使しながら、不満や焦燥感、そして希望が感じられる作品を発表しています。
今後も彼女の短歌は多くの人々に共感を呼ぶのではないでしょうか。

短歌ください
海の家でオセロ篇
著者:穂村弘

出版社名:KADOKAWA
発売年月:2023年2月
税込価格:1,980円
ISBN:9784046820440


あなたも詠んでみたくなる
情報誌『ダ・ヴィンチ』の人気連載「短歌ください」書籍化第5弾。
「短歌ください」は、読者投稿の短歌の中から、歌人・穂村さんが選んだ歌を紹介する連載です。
十数年の歴史を誇り、今でも投稿数が増え続け、毎月千数百もの歌が投稿されています。
「短歌を詠む人も、読む人も。言葉のワンダーの世界へいざなう」と銘打ち、実践的な入門書となっています。

プーさんの鼻
著者:俵万智

出版社名:河出書房新社
発売年月:2018年2月
税込価格:1,540円
ISBN:9784309026510


家族と過ごす時間
歌人・俵万智さんは「短歌を詠むことは、愛しい人と共に過ごす時間を大切にすること」と語ります。
毎日の生活の中で、日々成長していく子どもたちの変化を見逃さずに、初めての一歩を喜びに短歌の三十一文字に刻み、そんな日々を短歌の三百四十四首で詠み上げます。
新しい生命を授かり、育てる喜びに満ちた日々を表現した歌集。